HACCPの導入手引き書を利用してみましょう

1年の中で食中毒が多いと言われているのは梅雨時期ですが、湿気はカビなどのウィルスが繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。

食品には消費期限や賞味期限がありますが、二つの違いはどこにあるのかご存知でしょうか。一般的に消費期限は食べることができなくなる期限、そして賞味期限はおいしさを維持できる期限などのイメージになるかと思われますが、実は消費期限は品質劣化が早いものに付けられるもの、品質劣化が比較的緩やかなものに付けられるなどの違いがあるのです。

食中毒は消費期限を過ぎていなければ安心とは言い切れません。例えば、開封した時点で期限は短くなる、梅雨時期は湿気が多い環境ですから微生物が発生するリスクも高くなりがちだからです。食品の安全性を確保する目的で、HACCPと呼ぶ取り決めがあることをご存知の人も多いかと思われますが、HACCPは食品衛生法の法律の中で推奨が行われている制度、食品工場がHACCPの基準を満たしていることで消費者への安心に繋げることができるメリットがあります。

一見、HACCPは難しいのではない、自社には導入ができるのだろうか、こうしたイメージを持つ人も多いようです。大きな工場などは既に導入が行われているケースが多いのですが、小規模な飲食店事業者などの場合は、導入がまだできていない、導入したいけれどもどのようにすれば良いのか分からないケースも多いと言えましょう。HACCPは衛生管理そのものであり、手引き書を利用することで導入するためのアドバイスを受けることができます。

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