静電気のリスク対策にセンサーつきの湿度計が活躍
デジタル機器の大敵は、静電気です。
静電気が発生すると、内部に使われている電子部品が激しく損傷します。
たった一度の静電気の発生で、パソコンや家電製品が故障する事も珍しくはありません。日本の冬場はとても空気が乾き、発生しやすい条件が整います。デジタル機器を保管している倉庫や一時保管場所が、乾燥しているのは大変危険な状況です。センサーつきの湿度計を倉庫や一時保管場所に設置し、部屋の空気が乾きすぎていないか、モニタリングをしなければなりません。現場スタッフの注意だけで、静電気の発生をゼロにする事は原理的に困難であり、湿度計のセンサーを基に収集されたデータを分析し、部屋の湿度管理をするのが効果的なリスクマネジメントです。同じ冬場でも乾燥し過ぎる時期と、それ程乾燥しない時期があります。
天気予報でも情報は仕入れられますが、基本的には都道府県別の注意報であり、自社の倉庫や店舗がある地域の細かい湿度情報までは得られません。現場のリアルな湿度を計測するためには、やはりセンサーつきの湿度計がベストであり、近頃は導入のコストも下がりました。センサーつきの湿度計は、リアルタイムで周辺の湿度をモニタリングし、そのデータを本体に記録します。
保存されたデータは一般的なパソコンで閲覧する事ができるので、取り扱いの面でも便利です。静電気の発生のリスクが高い時期になれば、加湿器を別途設置したり、破損が許されない大事な備品や高価な在庫は、別の施設に移すなど具体的な対策を講じましょう。