温度計のセンサーの種類

温度計と言えば、学校などで使用するものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

学校などで使われているのは水銀温度計と呼ばれるものであり、文字通り水銀を使って温度を計測します。工場などでは1000度からマイナス50度といった、幅のある温度を測らなければならないことがあります。その際によく使われるのがデジタル温度計です。デジタル温度計は電気抵抗に着目して作られた機器となっています。

電気の流れにくさをサーミスターという半導体で計測することにより、温度を測るのがデジタルセンサーによる温度計の特徴です。工場などで使用する場合には熱源に対して、触れることが出来ないケースもあります。そのような場合には非接触の赤外線センサーを使用した機器が使われます。物体が放出している赤外線を受け取ることにより、計算する仕組みになっています。

赤外線は人の目では見ることが出来ませんが、熱を持つほぼ全ての物体から放たれています。その周波数を読みとることで温度を知ることが出来ます。その他にも熱電を使用した機器があります。

2種類の金属線を用いて閉回路を使い、そこの接合点にセンサーを設置することによって温度を知ることが出来ます。壊れにくいのが特徴であり、長きにわたって使用する際に使いやすいと言えるでしょう。いずれの機器にもメリットとデメリットがあります。設置する場所などを踏まえて、適切な選択をすることが重要となっています。

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