センサー型の湿度計の役割とは?
湿度計は空気中の水分量を計測するための計測機ですが、一口に湿度計と言ってもハンディタイプ・データロガ・変換器など様々な種類があります。
種類が豊富にあるのですが、原理は湿度センサーと呼ぶ電子部品が心臓部になっているなどの共通点もあるのです。湿度センサーは、感湿剤に高分子ポリマーが採用されている高分子抵抗式と高分子静電容量式の2つにわけることができます。最近は、高分子静電容量式が主流になっているのですが、高分子ポリマーは感湿膜で、これ以外にも金電極の電極およびセラミックの機材、3つの構造になっている高分子抵抗式は構造そのものが簡易的などの特徴があり、優れた特性を持ちます。
湿度計センサーは、湿分を吸湿する、脱湿する感湿材を使っているのが特徴で、電極間を橋渡しする構造になります。電気的な信号を電気抵抗で感知するのが高分子抵抗式湿度センサー、電気信号を電気容量で感知するのが高分子静電容量式などの大きな違いがあることを把握しておくと良いでしょう。
部屋の中に温度計と湿度計を設置している人も多いかと思われますが、室内の湿度が高くなると除湿を行う、湿度が一定量になると除湿は停止させるなど、除湿機能を持つエアコンにも採用が行われています。また、湿気を帯びると品質を悪くしてしまうなどの懸念を持つ産業機器にもセンサー型の湿度計が採用されており、湿気を感知すると湿度に応じた指令をコンピュータがコントロールするなどの機能を持つ産業機器やOA機器もあるなど様々な分野で活用されています。